「料理人 休みなし」と検索したあなたは、きっとこんな不安を抱えているのではないでしょうか。
料理人になりたい気持ちはある。でも、休みが全然ないって本当?自分に続けられるのだろうか。
結論から言います。
料理人、特に新人時代は“基本的に休みはない”と思っておいた方がいいです。
これは脅しでも誇張でもなく、現場に立ってきた調理師としての正直な実感です。
ただし、この記事は「料理人はブラックだからやめておけ」という話ではありません。
なぜ休みがないのか、どんな人が向いていて、逆にどんな人には向かないのか。
そして、その厳しさの先に何があるのかを、現場目線で丁寧にお伝えします。
これから料理人を目指そうとしている学生にとって、進路選択で後悔しないための“現実的な判断材料”になるはずです。
料理人は本当に休みなしなのか?
「料理人 休みなし」と言われる理由
料理人が休めないと言われる最大の理由は、飲食店の構造そのものにあります。
・営業時間が長い
・仕込みが営業前後に必要
・土日祝が繁忙期
・慢性的な人手不足
特に個人店や専門店では、「今日は人が足りないから休もう」が通用しません。
一人抜けるだけで、仕込みも営業も回らなくなるからです。
学生アルバイトが多いチェーン店とは違い、少人数で回す現場ほど、休みは削られていきます。
専門店ほど休みが少ない現実
「本格的に料理を学びたいなら専門店がいい」とよく言われます。
これは事実ですが、同時に休みの少なさもトップクラスです。
私が見てきた中には、
- 月の休みが2〜3日
- 休みでも仕込みの手伝いに呼ばれる
- 気づいたら30連勤、40連勤
という環境も珍しくありませんでした。
実際、50連勤していた料理人もいました。誇張ではなく、現実です。
休みがある店・ない店の違い
一方で、すべての料理人が休みなしというわけではありません。
比較的休みが取りやすいのは、
- 大手チェーン店
- ホテル
- 給食・施設調理
これらはシフト制が整っており、労働環境も安定しています。
ただし、学べるスピードや裁量の大きさは専門店とは別物です。
新人料理人の「休みなし」は修行の一環
新人時代に求められる覚悟
新人のうちは、正直に言って「戦力」ではありません。
教えてもらう立場であり、失敗も多い。
だからこそ、
- 早く来て準備する
- 遅くまで残って片付ける
- 休みでも勉強する
こうした姿勢が、評価や成長に直結します。
休みがないのではなく、休んでいる暇がないという感覚に近いです。
休みの日も“仕事”になる世界
新人時代の休みは、ただの休日ではありません。
- 包丁の練習
- 出汁を取る練習
- 他店への食べ歩き
- 市場やスーパーでの食材研究
これをやる人と、家で寝て終わる人。
1年後、確実に差がつきます。
調理師として言いますが、
店に立っている時間だけでは、腕は磨かれません。
よくある失敗と挫折パターン
よくあるのが、
「思っていたより休みがない」
「プライベートが全然ない」
という理由で、半年も経たずに辞めてしまうケース。
これは能力の問題ではなく、覚悟と理解不足です。
事前に知っていれば、防げた挫折でもあります。
調理師として腕が伸びる人・伸びない人の違い
伸びる新人の共通点
伸びる新人には、はっきりした共通点があります。
- 指示を待たずに動く
- 同じ失敗を繰り返さない
- メモを取り、家で復習する
技術以前に、姿勢が違うのです。
現場で評価される“見えない努力”
料理人の世界では、
- 仕込みの丁寧さ
- 洗い物の速さと美しさ
- 片付けの段取り
こうした部分が、必ず料理に表れます。
雑用を軽視する人は、技術も伸びません。
調理師ならではの上達のコツ
家でもできることはたくさんあります。
- 大根の桂むき練習
- 味噌汁の味見を毎日する
- 外食時に「なぜこの味か」を考える
お金をかけなくても、意識次第で成長できます。
体験談|私が見てきた「休みなし」のリアル
実際にいた50連勤の料理人
専門店で一緒に働いていた先輩は、
気づけば50連勤していました。
体力的には限界でしたが、
その人の技術と判断力は、群を抜いていました。
自分自身の新人時代
私自身も、正直きつかったです。
休みは少なく、怒られ、失敗し、自信をなくしました。
それでもしばらく辞めなかったのは、
「ここで逃げたら一生後悔する」と思ったからです。
今になって思うこと
あの時の経験がなければ、
今の自分の技術も、考え方もありません。
楽ではありませんでしたが、
無駄な時間ではなかったと断言できます。
将来店を出したい人・出したくない人で進路は変わる
独立したい人には専門店が向いている
将来、自分の店を出したいなら、
専門店の厳しさは大きな財産になります。
- 技術
- 体力
- 判断力
- 覚悟
すべてが鍛えられます。
将来独立しない人に専門店を勧めない理由
一方で、
店を出す気がない人には、専門店は正直おすすめしません。
労働量と報酬が見合わず、
途中で燃え尽きる人を何人も見てきました。
学生のうちに考えておくべきこと
- 自分は何を目指すのか
- どこまで耐えられるのか
- 何のために料理人になるのか
ここを曖昧にしたまま進むと、必ず苦しくなります。
まとめ
「料理人 休みなし」は、事実です。
特に新人時代、専門店ではほぼ間違いありません。
ただし、それは成長と引き換えの時間でもあります。
覚悟を持って飛び込めば、料理人はこれ以上ないほどやりがいのある仕事です。
これから料理人を目指す学生のあなたが、
現実を知ったうえで、後悔のない選択ができることを願っています。
厳しい世界ですが、
本気の人には、必ず応えてくれる世界です。

