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コピペOK!調理師の職務経歴書 採用されやすい業務内容の書き方完全ガイド

Contents
  1. 第1章:職務経歴書とは?〜履歴書との違い〜
  2. 第2章:調理師の職務経歴書に書くべき基本構成
  3. 第3章:採用されやすい「業務内容」の書き方
  4. 第4章:コピペで使える!業務内容の具体例集
  5. 第5章:調理師がアピールすべきスキルと資格
  6. 第6章:職務経歴書を最大限に活かすためのコツ
  7. まとめ:採用される職務経歴書に共通する3つのポイント
  8. 最後に:職務経歴書は「自分を語る名刺」

第1章:職務経歴書とは?〜履歴書との違い〜

転職活動において「履歴書」と並んで重要になるのが職務経歴書です。特に調理師のような専門職では、これまでどのような現場で、どんな仕事を担当してきたかが採用判断に直結します。

職務経歴書の役割とは?

職務経歴書とは、あなたのこれまでの実務経験やスキルを時系列で整理した書類のことです。履歴書が「個人情報・学歴・資格」を中心としたフォーマットであるのに対し、職務経歴書は「仕事ぶり」や「成果」、「得意分野」をアピールする場となります。

飲食業界では、現場によって求められるスキルや動き方が大きく異なります。たとえば同じ「和食調理師」でも、高級旅館とチェーン居酒屋では業務内容も求められる能力も異なります。
採用担当者は職務経歴書を通じて、「この人はうちの現場で即戦力になりそうか?」を見極めようとしています。

履歴書との違いと使い分け

比較項目履歴書職務経歴書
主な内容学歴、資格、連絡先など業務内容、スキル、成果など
書式手書きも多い/定型フォーマットパソコンで作成/自由形式
重視される点人柄・基本情報経験・即戦力・適性
書く分量A4 1枚程度A4 1〜2枚(3枚でも可)

職務経歴書は、履歴書とセットで提出することが一般的です。履歴書ではわからない「現場での動き方」「できること」「工夫したこと」などを補足・強調する意味合いがあります。

調理師としてアピールしたいポイントがある場合、職務経歴書は最大の武器になります。たとえ経験が浅くても、「どんな姿勢で仕事に向き合っていたか」「基本作業をどのように工夫していたか」などを伝えることで、前向きな印象を与えることができます。

第2章:調理師の職務経歴書に書くべき基本構成

調理師としての職務経歴書を作成する際は、採用担当者が一目で「経験の全体像」「得意なジャンル」「即戦力度」を把握できるよう、整理された構成にすることが大切です。
この章では、一般的な職務経歴書の構成と、それぞれのパートで何を書くべきかを解説します。


基本構成(全体の流れ)

調理師の職務経歴書で一般的な構成は、以下のようになります。

  1. 職務要約
  2. 職務経歴(勤務先ごと)
  3. 活かせるスキル・経験
  4. 資格・免許
  5. 自己PR(あれば志望動機も)

1. 職務要約

職務経歴書の冒頭に記載する「職務要約」は、これまでの経験をコンパクトにまとめた部分です。職務経歴の「ダイジェスト版」として機能し、採用担当者が最初に目を通す重要なパートです。

例:

和食料理店を中心に5年間、調理補助からメイン調理まで経験。現在は副料理長として発注・在庫管理・スタッフ育成も担当。素材の持ち味を活かす調理を得意とし、売上アップに貢献した実績あり。

※経験が浅い場合でも、熱意や丁寧な姿勢を端的に伝えると好印象です。


2. 職務経歴(勤務先ごとに記載)

勤務先ごとに、以下の情報を記載します。

  • 勤務先名(店舗名・企業名)
  • 雇用形態・在籍期間
  • 店舗の業態・規模(例:和食、洋食、1日平均〇食など)
  • 担当業務内容
  • 工夫した点・成果があれば記載

フォーマット例:

■○○レストラン(株式会社〇〇)[正社員/2019年4月〜2023年3月]
業態:洋食レストラン(席数80席/ランチ・ディナー営業)
【担当業務】
・食材の仕込み、メイン料理の調理、盛り付け
・キッチン内の衛生管理、シフト調整、在庫発注
【実績・工夫】
・業務の手順書を作成し、新人教育に貢献
・月間廃棄食材を20%削減し、コスト改善に寄与


3. 活かせるスキル・経験

調理経験を通じて培ったスキルを整理し、応募先の業務に活かせそうな能力を列挙します。技術的なことだけでなく、コミュニケーション力や衛生意識も含めてOKです。

例:

  • 洋食の仕込み〜メイン調理まで一貫対応可能
  • 多店舗運営のキッチンオペレーション経験
  • HACCPに基づく衛生管理の実務経験
  • スタッフ育成(新人教育・OJT指導)

4. 資格・免許

持っている資格を簡潔にまとめます。特に調理師免許、食品衛生責任者などは確実に記載しましょう。

例:

  • 調理師免許(取得:2018年3月)
  • 食品衛生責任者(2020年取得)
  • 防火管理者(2021年取得)

5. 自己PR(志望動機を兼ねてもOK)

最後に、自分の人柄や姿勢、今後挑戦したいことなどを記載します。志望動機と一体化しても構いません。

例:

丁寧な仕事を大切にし、お客様に喜んでいただける料理を常に心がけてきました。今後は御社の厨房で、より多くの経験を積みながらスキルを高めていきたいと考えております。


ポイント:

  • 書類はA4用紙1〜2枚でまとめるのが理想。
  • 実績やスキルが多い場合は3枚になっても問題ありませんが、見やすさ重視で作成しましょう。
【状況別に使える例文あり】調理師転職を成功させる!自己PR書き方の注意点この記事では、調理師の転職時に自己PRを書く際の注意点について解説しました。具体的な実績を示し、自分自身の強みをアピールする方法や、転職先や職種に合わせた内容にする方法などを紹介しています。...

第3章:採用されやすい「業務内容」の書き方

調理師の職務経歴書で最も重要と言えるのが、「業務内容」の書き方です。
ただ「やってきたこと」を羅列するだけでは、採用担当者に響きません。大切なのは、「現場でどう貢献したか」「どんな価値を生み出したか」を伝えることです。

この章では、業務内容を採用されやすく書くためのポイントと、実際のOK例・NG例をご紹介します。


ポイント1:ただの「作業内容の列挙」ではダメ

多くの人が陥りがちなミスは、業務内容を「●●の仕込み、●●の調理、洗い場担当」などと羅列することです。
それだけでは、「あなたの強み」や「現場での役割」が見えてきません。


ポイント2:「成果」「工夫」「背景」を盛り込む

業務内容を書くときは、以下のような要素をできるだけ盛り込みましょう:

  • 業務の背景(どんな現場か)
    例:1日500食を提供する病院厨房、常時6名の調理スタッフが稼働、など
  • 自分の役割や工夫した点
    例:食材ロスを防ぐための保存方法を改善、盛り付け時間を平均30秒短縮、など
  • 成果や変化したこと(可能なら数値)
    例:売上5%増加、原価率2%削減、回転率アップなど

ポイント3:書き方のフレーム(テンプレート)

以下のようなフレームで考えると、書きやすくなります:

【業務内容】
〇〇の調理を担当。厨房全体の流れを把握し、□□の効率化を実施。結果的に△△の改善に貢献。


NG例とOK例の比較

❌ NG例(ただの作業内容の羅列)

和食居酒屋にて、仕込み、調理、洗い物を担当。

→ これでは経験の中身が見えず、採用担当者の印象に残りません。


✅ OK例(具体性と貢献が伝わる)

和食居酒屋(1日平均80名来店)にて、刺身・焼き物・揚げ物の調理を担当。繁忙時間帯の作業工程を見直し、提供時間の短縮に成功。新人スタッフの教育にも関与し、厨房全体の作業効率を改善。


✅ 経験が浅い人でもOKな書き方

調理補助として、主に食材の下処理や洗い場業務を担当。衛生管理を徹底し、定期的な厨房清掃・器具の消毒を自主的に実施。短期間で仕込みの正確さとスピードが評価され、先輩調理師から調理工程の一部も任されるようになった。

経験が浅くても「姿勢」や「成長」が伝われば、評価されるポイントになります。


コピペOK!業務内容テンプレート(応用)

以下はどんな業態でも使える、編集しやすいテンプレートです:

○○○にて、□□□の調理を担当。1日平均●●食を提供する中で、◎◎◎の工夫により、◇◇◇の改善に成功。また、チーム内での連携を重視し、△△業務でも貢献。


この章のまとめ:

  • 「作業」ではなく「価値」を伝える
  • 数値や成果、工夫した点を盛り込む
  • 未経験・経験浅めの人も「姿勢」や「向上心」で評価される

第4章:コピペで使える!業務内容の具体例集

この章では、調理師の職務経歴書にそのまま使える「業務内容の例文」をご紹介します。職種や経験年数に応じた5つのパターンをご用意しましたので、自分の経歴に近いものを参考に編集・アレンジしてご活用ください。


1. ホテル・レストラン勤務の例

■ホテル〇〇 レストラン部門(洋食)[正社員/2019年4月〜2023年3月]
【業態】宿泊併設型レストラン(モーニング・ランチ・ディナー)
【業務内容】
・洋食全般の調理業務(サラダ・肉料理・魚料理)を担当
・朝食ブッフェでは1日平均200食の仕込み・盛り付けを実施
・在庫管理と食材ロス対策を兼任し、月間原価率を2%改善
・外国人客対応のため、英語表記メニュー開発にも協力


2. 社員食堂・病院食の調理師の例

■〇〇病院 給食部門[契約社員/2021年1月〜2024年3月]
【業態】病院給食(朝・昼・夕の三食提供/400食/日)
【業務内容】
・主に調理全般(煮物、焼き物、汁物など)の調理業務
・献立に基づいた調理、調味、盛り付けを正確に実行
・HACCPに準じた衛生管理を徹底し、厨房内の感染症対策にも積極的に参加
・新人スタッフのOJT指導を担当


3. 個人店(和食・洋食・中華)勤務の例

■旬彩〇〇亭(和食)[正社員/2020年6月〜現在]
【業態】個人経営の和食料理店(カウンター9席/コース料理)
【業務内容】
・仕入れから仕込み、調理、提供まで一貫して対応
・旬の食材を活かした献立を店主と共に考案
・コース料理の進行管理と客席対応も実施
・インスタグラムを使った料理写真投稿で集客向上にも貢献


4. 管理職(料理長・副料理長)の例

■洋食ビストロ〇〇(副料理長)[正社員/2018年3月〜2024年2月]
【業態】洋風バル(50席/ランチ・ディナー営業)
【業務内容】
・調理場全体の指揮・オペレーション管理
・原価管理、スタッフのシフト作成・指導
・メニュー開発(季節限定やイベント料理を毎月更新)
・新店舗立ち上げ時の厨房設計と導線設計にも関与
【成果】
・スタッフ定着率の改善(年間離職率30%→10%)
・フード原価を3%削減し、粗利率向上に貢献


5. 経験が浅い調理師の例(皿洗い・下処理中心)

経験が浅くても、工夫・成長・姿勢を具体的に記述すれば好印象です。

■和食ダイニング〇〇[アルバイト/2022年4月〜2023年12月]
【業態】和風居酒屋(40席/ディナー営業)
【業務内容】
・主に皿洗い、食器の管理、厨房清掃を担当
・野菜の皮むき、カット、出汁の準備など、調理補助としての業務も一部経験
・衛生管理を意識した器具の消毒や清掃を自主的に実施
・先輩からの指導を受け、少しずつ盛り付けや仕込みも任されるようになる
・週5日勤務の中で欠勤ゼロを継続、基本作業の正確性とスピードを評価される


応用アドバイス:

  • 経験が浅くてもOK! → 清掃・衛生管理、勤務態度、吸収力の高さなどが評価対象になります。
  • 自信のあるスキルは強調 → 盛り付けの美しさ、包丁さばき、スピード感など。
  • 工夫・改善点は武器に! → 食材ロス削減、調理効率向上などは職場でも重宝されます。

第5章:調理師がアピールすべきスキルと資格

調理師の職務経歴書において、「業務経験」と同じくらい重要なのがスキルと資格の記載です。
採用担当者は、「この人はすぐに現場で動けるか」「現場に合ったスキルを持っているか」を見極めるため、スキル・資格欄にも注目しています。

この章では、調理師として評価されやすいスキルと資格を、わかりやすく解説します。


評価されるスキルとは?【具体例】

スキルというと、「特別な技術がないと書けない」と思われがちですが、実際はそうではありません。
現場で役立つスキルを、以下のように分類して整理しましょう。

① 技術面のスキル(調理スキル)

スキル例解説
仕込み技術包丁使いや下処理の正確さ・スピード
加熱調理の知識焼く・煮る・蒸すなどの調整能力
盛り付けセンス配膳のバランスや見た目の工夫
食材管理在庫管理・仕入れ・ロス削減など

② 運営・マネジメントスキル

スキル例解説
原価管理仕入れと売価のバランス調整
シフト管理人員配置・作業の効率化
教育指導新人指導・育成経験
衛生管理食品衛生法やHACCPへの対応経験

③ ヒューマンスキル(人間力)

スキル例解説
協調性厨房内のチームワーク
忍耐力・体力長時間立ち仕事への対応力
柔軟性急なオーダーや臨機応変な対応
コミュニケーション力ホールとの連携や新人への説明力

スキル欄の記載例

【活かせるスキル】
・洋食全般の調理(前菜・メイン・デザート)
・和食の仕込みおよび調理補助(魚の三枚おろし、煮物、焼き物など)
・食品衛生管理(HACCP対応)
・新人アルバイトスタッフのOJT指導
・SNSを活用した料理の販促(Instagram/写真・動画投稿)


アピールしたい資格一覧(優先度付き)

調理師として評価されやすい資格を、重要度順にまとめました。

資格名解説・ポイント
✅ 調理師免許国家資格/最重要。必ず記載しましょう。
✅ 食品衛生責任者店舗ごとに必須の資格。保有者は優遇されやすい。
✅ 防火管理者店舗責任者候補に求められることもあります。
✅ 調理師専門学校卒業学歴欄にも書けますが、スキルの裏付けとして評価されます。
⭕ 栄養士・管理栄養士病院・学校・施設勤務希望者は大きな武器に。
⭕ 野菜ソムリエ・フードコーディネーター専門性をアピールしたい場合に有効。

資格の書き方(記載例)

【資格・免許】
・調理師免許(2019年3月取得)
・食品衛生責任者(2020年6月取得)
・防火管理者(甲種/2021年10月取得)
・普通自動車免許(AT限定)

※免許の正式名称と取得年月を記載しましょう。
※期限付きの資格は有効期限も記載すると親切です。


この章のまとめ

  • 技術スキル・管理スキル・人間力をバランスよく書く
  • 「できることリスト」ではなく、現場で役立つかを意識して整理する
  • 資格は順序と見せ方を工夫すると好印象

第6章:職務経歴書を最大限に活かすためのコツ

ここまでで、調理師としての職務経歴書に必要な項目や書き方のポイントをご紹介してきました。
この章では、それらをさらに活かし、「書類選考通過率」を上げるための実践的なテクニックを解説します。


1. 応募先に合わせて内容を微調整する

すべての職務経歴書を「コピペ一発」で済ませるのはNG。
企業や店舗ごとに求める人材像は異なるため、応募先に合わせて以下の点を調整しましょう。

調整すべきポイント:

  • 職務要約の内容(和食なら和食経験を前面に/社員食堂なら大量調理を強調)
  • スキル欄の優先順位(管理系重視なら原価管理や教育経験を先に)
  • 自己PRの方向性(接客重視か、スピード重視か等)

例:

和食高級店 →「季節感」「盛り付けの繊細さ」などを強調
チェーン居酒屋 →「調理スピード」「チーム連携力」などをアピール


2. 自己PRは「志望動機」と一体化させると強い

自己PRが単なる「自分の紹介」で終わっている人が多いですが、「なぜこの職場で働きたいか」まで言及できると、面接官の印象が大きく変わります。

NG例:

丁寧な仕事を心がけています。将来は料理長を目指しています。

→ 一般的すぎて響きにくい。

OK例:

丁寧な仕事を大切にし、衛生管理や正確な仕込みに自信があります。貴店のように地域に密着し、四季を感じられる和食を提供するお店で、さらに経験を積みたいと考えています。

「スキル」+「志望動機」のセットで、説得力が格段に上がります。


3. フォーマットや見た目も重要

採用担当者は、1日に何十枚もの書類を読みます。
内容がいくら良くても、レイアウトが見づらい、フォントがバラバラ、文章がダラダラ長いなどの理由で読まれないケースも。

見やすい職務経歴書のポイント:

  • A4用紙1〜2枚に収める(長くても3枚まで)
  • 見出しを太字や記号で区切る
  • 同じフォント・サイズで統一(例:MS明朝/11pt)
  • 箇条書きを適度に使う
  • 余白をしっかり確保する

4. ファイル名も意外と見られている

メールや求人サイトで書類を提出する際、ファイル名もマナーの一部として見られています。

NGファイル名:

  • resume.pdf
  • 職務経歴書(最終).docx
  • 新しい職務経歴書2023_最新版2.doc

OKファイル名の例:

  • shokumukeirekisho_山田太郎.pdf
  • yamadataro_resume_2025.pdf

5. 面接での展開を意識しておく

書類はゴールではなく、「面接に進むための入り口」です。
職務経歴書に書いた内容は、面接で必ず質問されます。

よく聞かれるのは以下のようなこと:

  • 「この時の仕事で工夫したことは?」
  • 「新人教育とありますが、どんな指導をしましたか?」
  • 「成果とありますが、具体的にはどんな数字ですか?」

→ 書類内容を、自分の言葉で説明できるよう準備しておくことが、次のステップにつながります。


この章のまとめ

コツ内容
応募先に合わせるすべての職場に同じ内容はNG。微調整で印象アップ。
自己PRは志望動機とつなげる「自分の強み」→「なぜ御社か」への流れが大切。
フォーマットも大切読みやすいデザインで印象が変わる。
ファイル名で差がつくマナーとしての意識が問われるポイント。
面接を見越した内容にする書類は会話のきっかけを作るツール。

まとめ:採用される職務経歴書に共通する3つのポイント

調理師として転職を成功させるためには、ただ経歴を書くだけでは不十分です。
これまでの章を踏まえ、採用されやすい職務経歴書に共通する3つのポイントを、あらためて整理しましょう。


1. 「作業」ではなく「成果」「貢献」を書く

調理師の業務はどうしてもルーチン化しやすく、同じような職務内容になりがちです。だからこそ、自分ならではの工夫や、現場での貢献ポイントをしっかり書き出すことで、他の応募者と差がつきます。

良い例:

仕込み作業の手順を見直し、平均準備時間を15分短縮。調理スタッフの作業負担軽減に貢献。


2. 経験年数に関わらず「姿勢」「成長意欲」を伝える

経験が浅くても、「丁寧に業務を覚えようとした姿勢」「周囲との協力を意識した行動」「少しずつ任される業務が増えたこと」などを具体的に書くことで、ポテンシャルの高さを評価してもらえる可能性が十分にあります。

良い例:

洗い場からスタートし、半年後には仕込み・簡単な盛り付けを担当。正確さとスピードを評価され、将来的には調理工程も任される予定。


3. 読みやすさと構成で印象を底上げ

採用担当者は数多くの職務経歴書を見ています。どれだけ内容が優れていても、「読みにくい」「伝わりにくい」と感じられては意味がありません。
構成を整理し、必要に応じて見出しや箇条書きを取り入れることで、印象が大きく変わります。

整った構成例:

  • 職務要約
  • 職務経歴(業務内容+成果)
  • 活かせるスキル
  • 資格・免許
  • 自己PR

最後に:職務経歴書は「自分を語る名刺」

調理師という仕事は、日々の積み重ねの中でスキルを磨き、信頼を築く職業です。職務経歴書も同じように、あなたの努力と成長を「見える化」するためのツールです。

書類選考を突破するかどうかは、ほんの少しの工夫や、視点の変え方で大きく変わります。ぜひ本記事を参考に、自信を持って書き上げてください。

あなたの転職活動がうまくいくことを心より願っています。

ABOUT ME
carrot
30代の調理師で2児の父。 専門店で1年働いた後、リゾートホテルで働くもうつ状態に。 復帰後、転職活動を経て現在は調理責任者。 自身の経験から調理現場での成功や失敗を共有し、読者が適切なキャリアを見つける手助けをするブログを執筆中。