介護施設の調理を1人で任されると、不安になりますよね。
「これって普通なの?」
「食数が少ないなら1人でも当たり前?」
「自分が遅いだけなのかな?」
こんなふうに考えてしまう人もいると思います。
結論から言うと、介護施設の調理を1人で回す現場はあります。
ただし、普通にあるからといって、楽という意味ではありません。
食数が13〜16食くらいでも、朝食の片付け、昼食調理、洗い物、おやつ準備、買い出し、夕食準備、掃除まで1人で流すなら普通に忙しいです。
この記事では、介護施設という言葉を、デイサービス、泊まり対応のある施設、老人ホームなどの高齢者施設の厨房を含む広めの意味で使います。
僕自身、調理師専門学校を卒業してホテルに就職し、毎日12〜16時間働いていた時期があります。ある日、小さなミスを引きずって1日だけ無断欠勤したこともあります。
その後、専門店でバイトとして短期間働き、大量調理の現場で朝早くから2000食を作る仕事も経験しました。今は老人施設の厨房で働いています。
その中で、介護施設のワンオペ厨房も経験しました。
この記事では、その体験をもとに「介護施設の調理を1人で回す現実」を本音で話します。
- 結論:介護施設の調理を1人で回す現場はあります。でも食数が少ない=楽ではありません
- 僕が経験した介護施設のワンオペ厨房
- 介護施設ワンオペ厨房の1日の流れ
- 食数13〜16食なら楽そう?実際は「調理以外の仕事」が多いです
- 介護施設のワンオペ厨房できついのは「作る量」より「判断を1人ですること」
- 逆に、ワンオペ厨房でも回しやすかった部分
- 介護施設の調理を1人で回すなら、段取りがすべてです
- 辞める前に、今の職場から持ち帰ったほうがいいもの
- 介護施設のワンオペ厨房で危ない職場の特徴
- 求人で「1人調理あり」と書かれていたら確認したいこと
- ワンオペ厨房がつらいなら、人数体制がある職場を探したほうがいいです
- もう限界なら、無理にきれいに辞めようとしなくていい
- 介護施設のワンオペ厨房に向いている人
- 介護施設のワンオペ厨房に向いていない人
- よくある質問
- まとめ:介護施設のワンオペ厨房は、食数より「どこまで1人で背負うか」で決まります
結論:介護施設の調理を1人で回す現場はあります。でも食数が少ない=楽ではありません
介護施設の調理を1人で回すこと自体は、現場によってはあります。
特に小規模の施設だと、昼食だけを1人で担当したり、夕食の盛り付けまで1人で流したりすることがあります。
ただ、ここで勘違いしないでほしいのが、食数が少ないから楽とは限らないということです。
たとえば、13〜16食と聞くと少なく感じますよね。
ホテルや大量調理の現場を経験している人なら、
「それくらいなら余裕じゃない?」
と思うかもしれません。
でも、介護施設の厨房は、ただ料理を作れば終わりではありません。
- 朝食の洗い物
- 昼食の調理
- 利用者に合わせた味付け調整
- 盛り付け
- 刻み食対応
- 提供時間の管理
- 昼食後の洗い物
- おやつ準備
- 買い出し
- 夕食準備
- 掃除
こういう作業が全部つながっています。
しかもワンオペだと、誰かが横でフォローしてくれるわけではありません。
きつさを決めるのは、食数だけではないです。
どこまで1人で背負うか。
ここが一番大きいです。
老人ホーム調理全体のきつさについては、こちらでも詳しく書いています。
僕が経験した介護施設のワンオペ厨房
僕がワンオペを経験したのは、デイも泊まりもある介護施設です。
基本的には、昼食の調理を1人で担当していました。
食事の提供数は13〜16食くらい。
食材は宅配で前日に届いていて、それをレシピ通りに調理する流れでした。
ただ、完全にレシピ通りで済むわけではありません。
たとえば、辛いものが苦手な人が多い施設なら、その場で味付けを変えることもあります。
冷凍のカット野菜を使う日もありましたが、基本的には生野菜から調理します。
朝食は、夜勤の介護士さんが温めるだけの食事を提供してくれていました。
なので、僕が出勤してからやるのは、朝食の洗い物や片付けが中心です。
夕食は、外部の仕出し屋さんがおかずを持ってきてくれる形で、それをお皿に盛り付けたり、必要に応じて刻み食にしたりして提供します。
おやつは基本的に市販のものですが、手作りおやつを出す日たまにありました。
こう聞くと、少し楽そうに見えるかもしれません。
でも、実際は昼食だけ作って終わりではありませんでした。
介護施設ワンオペ厨房の1日の流れ
僕が経験した介護施設のワンオペ厨房は、だいたいこんな流れでした。
| 時間 | 作業内容 |
|---|---|
| 9:00 | 出勤、朝食の洗い物 |
| 9:30 | 昼食調理 |
| 12:00 | 昼食提供、厨房片付け |
| 12:30 | 休憩 |
| 13:30 | 昼食の洗い物 |
| 14:30 | おやつ準備、買い出し |
| 15:30 | おやつ片付け、夕食準備 |
| 17:00 | 夕食提供、掃除 |
| 18:00 | 退勤 |
9時に出勤して、まず朝食の洗い物から始まります。
そこから9時半には昼食調理に入ります。
12時には昼食提供なので、実質2時間半くらいで昼食を形にしないといけません。
昼食を出したら厨房を片付けて、12時半から休憩。
休憩後は昼食の洗い物です。
そして、おやつ準備、買い出し、夕食準備へ流れていきます。
17時には夕食を提供して、掃除をして18時に退勤。
こう見ると、ずっと何かしら作業があります。
13〜16食でも、ワンオペだと全部自分に返ってきます。
誰かが洗い物を進めてくれるわけでもない、誰かが夕食の準備を先にやってくれるわけでもない。
自分が止まると、全部止まります。
ここがワンオペ厨房のしんどいところです。
食数13〜16食なら楽そう?実際は「調理以外の仕事」が多いです
介護施設の調理でよくある勘違いが、食数だけで楽かどうかを判断してしまうことです。
13〜16食なら、たしかに大量調理ではありません。
僕は朝早くから2000食を作る大量調理の現場も経験していますが、物量だけで言えばまったく別物です。
でも、ワンオペ厨房にはワンオペ厨房のきつさがあります。
昼食だけ作ればいいなら楽そう。
そう思いませんか?
でも実際は、調理の前後に細かい仕事がかなりあります。
生野菜から調理する日は普通に手がかかる
冷凍のカット野菜を使える日もあります。
でも、基本的には生野菜から調理することも多いです。
野菜を洗う。
皮をむく。
切る。
火を入れる。
味をつける。
これを1人でやります。
食数が少なくても、ゼロから下処理をすると普通に時間はかかります。
しかも介護施設の場合、食べやすさも考えないといけません。
硬すぎないか。
大きすぎないか。
味が濃すぎないか。
辛すぎないか。
若い人向けの食事とは見ているポイントが違います。
レシピ通りでは合わないときは、その場で味を変える
食材は前日に届いていて、基本はレシピ通りに作ります。
ただ、施設の利用者さんに合わない味付けもあります。
たとえば辛いものが苦手な人が多い場合、そのまま出すと食べにくいです。
そういうときは、その場で味付けを変える必要があります。
ここが意外と気を使います。
レシピ通りに作ればいいだけなら、まだ楽です。
でも実際には、利用者さんの反応や施設の雰囲気に合わせて調整しないといけません。
しかもワンオペだと、その判断を1人でやります。
洗い物を後ろに残すと午後がしんどくなる
ワンオペ厨房では、洗い物の残し方で午後のきつさが変わります。
昼食を出したあとに、
「あとでまとめて洗えばいいか」
と思って残しすぎると、午後が一気に詰まります。
昼食の洗い物。
おやつ準備。
買い出し。
夕食準備。
おやつ片付け。
夕食提供。
掃除。
この流れがあるので、洗い物が残っているだけで気持ちが重くなります。
ぶっちゃけ、料理そのものより洗い物と片付けのほうが地味に効く日もあります。
おやつ準備と買い出しも地味に時間を取られる
おやつは基本的に市販のものを出していました。
でも、それでも準備は必要です。
人数分を出す。
飲み物を用意する。
片付ける。
買い出しに行く。
これを午後の流れの中でやります。
たまに手作りおやつがある日もありました。
手作りおやつの日は、当然その分だけ作業が増えます。
「昼食が終わったら少し楽になる」と思っていると、午後の細かい作業でやられます。
介護施設のワンオペ厨房できついのは「作る量」より「判断を1人ですること」
介護施設の調理を1人で回していて、特に重いのは判断です。
料理を作るだけなら、経験があれば何とかなる場面もあります。
でも、介護施設では利用者さんに合わせた調整があります。
- 辛いものを避ける
- 薄味にする
- 食べやすい大きさにする
- 刻み食にする
- 脂っこさを抑える
- 盛り付けを見やすくする
こういう細かい対応が出てきます。
老人ホームの厨房でも、刻み食やペースト食の準備はかなり重いです。
入居者さんごとの個別調整もあります。
スプーン対応、薄味、脂控えめなどを覚えるのも大変です。
しかも、基本的に薄味なので「美味しい」と言われにくい。
直接「まずい」と言われることもあります。
これ、けっこう心にきます。
飲食店なら「美味しかったです」と言われる場面もありますが、施設系の厨房ではそういう分かりやすい反応が少ないです。
それなのに、ミスは許されにくい。
提供時間も決まっています。
昼食なら12時。
夕食なら17時。
遅れると、介護士さん側の動きにも影響します。
介護士さんや看護師さんとの連携も必要です。
現場によっては、お局的な人からのプレッシャーを感じることもあります。
厨房内は1人でも、施設全体の中では1人ではありません。
だからこそ、連携が悪い現場だとかなり疲れます。
老人ホーム調理補助を辞めたい人向けには、こちらでも詳しく書いています。
逆に、ワンオペ厨房でも回しやすかった部分
介護施設のワンオペ厨房はきついです。
ただ、全部が地獄だったわけではありません。
回しやすかった部分もあります。
食数が13〜16食ほどで、物量は多すぎなかった
まず、食数は13〜16食くらいでした。
大量調理のような物量ではありません。
2000食規模の現場と比べると、鍋の大きさも、仕込み量も、体への負担も違います。
体力だけで押し切る現場ではありませんでした。
朝食と夕食の一部が外部化されていた
朝食は、夜勤の介護士さんが温めるだけの食事を提供してくれていました。
夕食も、外部の仕出し屋さんがおかずを持ってきてくれる形です。
なので、朝昼夕を全部ゼロから1人で作る現場ではありませんでした。
これは大きかったです。
もし朝食も昼食も夕食も全部1人で作るなら、かなりきつさは変わります。
献立と食材が決まっていた
食材は前日に宅配で届きます。
献立もあり、基本はレシピ通りです。
なので、毎日ゼロから献立を考える仕事ではありません。
ここは助かりました。
もちろん、その場で味付けを変えることはあります。
でも、土台があるのとないのでは全然違います。
自分の段取りで動ける
ワンオペは大変ですが、自分の段取りで動ける良さもあります。
厨房内で誰かに急かされ続けるわけではありません。
人によっては、少人数の厨房よりワンオペのほうが気が楽な場合もあります。
ただし、これは段取りが組める人向きです。
自分で流れを作れないと、すぐに詰まります。
介護施設の調理を1人で回すなら、段取りがすべてです
介護施設のワンオペ厨房では、段取りがかなり大事です。
料理の腕だけでは回りません。
僕が大事だと思っているのは、1way2jobです。
1回の移動で2つ以上の仕事をこなすこと。
たとえば、冷蔵庫に行くなら、昼食で使うものだけでなく、夕食で必要になりそうなものも一緒に確認します。
お昼の仕込みをするなら、夕食で刻むものがないかも頭に入れておく。
手が空いた瞬間に、次に使う器や道具を出しておく。
こういう小さい動きの積み重ねで、午後のしんどさが変わります。
冷蔵庫に行く回数を減らす
ワンオペで地味に時間を食うのが、移動です。
冷蔵庫に何回も行く。
棚に何回も戻る。
道具を探す。
これだけで時間が削られます。
冷蔵庫に行くなら、必要なものを一度に出す。
昼食の材料だけでなく、おやつや夕食で使うものもついでに見る。
これだけでも動きがかなり変わります。
昼食と夕食を別物として考えすぎない
昼食が終わってから夕食のことを考えると、午後が詰まります。
昼食を作っている時点で、夕食の盛り付けや刻み対応も頭に入れておくほうが楽です。
もちろん、衛生面や保管のルールは守る必要があります。
でも、頭の中では昼食と夕食をつなげて考えます。
「今やっている作業が、あとで何に効くか」
ここを見ながら動く感じです。
洗い物は溜めすぎない
ワンオペ厨房では、洗い物を溜めすぎると終わります。
全部をその場で洗うのは無理です。
でも、少しでも流しを空けておく。
使い終わった道具を早めに戻す。
昼食提供前に、洗えるものだけ洗っておく。
これだけで、午後のメンタルがかなり違います。
ワンオペは、作業量だけでなく視界の圧迫もきついです。
シンクに洗い物が山積みだと、それだけで焦ります。
調理師の仕事がつらいときに最初にやることは、こちらでも整理しています。
辞める前に、今の職場から持ち帰ったほうがいいもの
今のワンオペ厨房がきつくて辞めたい。
そう思うのは自然です。
ただ、辞める前にひとつだけ意識してほしいことがあります。
今の職場で使える動きは、脳に刻んでから辞めたほうがいいです。
これは根性論ではありません。
次の職場で自分を楽にするためです。
- 先輩がなぜその順番で仕込みをしているのか
- 忙しい時間帯に何を先に終わらせているのか
- 洗い物をどのタイミングで減らしているのか
- 冷蔵庫に行く回数をどう減らしているのか
- 昼食と夕食の仕込みをどうまとめているのか
こういう動きは、別の厨房でも使えます。
辞めるのは悪くありません。
でも、リセットボタンを押すだけの転職はもったいないです。
どうせ辞めるなら、次の現場で使えるものを少しでも拾ってから辞めたほうがいいです。
介護施設のワンオペ厨房で危ない職場の特徴
介護施設の調理を1人で回す現場にも、まだ何とか回る現場と危ない現場があります。
個人的に、次のような職場はかなり注意したほうがいいです。
新人でもすぐ1人にされる
入ってすぐにワンオペを任される現場は危ないです。
厨房の場所。
利用者さんごとの対応。
提供時間。
介護士さんとの連携。
食材の置き場。
洗い物の流れ。
こういうものが分からないまま1人にされると、ミスが起きやすいです。
ワンオペ自体より、引き継ぎなしのワンオペがきついです。
食数は少ないのに個別対応が多すぎる
食数が少なくても、個別対応が多いと一気に大変になります。
- 刻み食が多い
- ペースト食がある
- 薄味対応が多い
- 脂控えめが必要
- 辛いものNGが多い
- 食器やスプーンが人によって違う
こういう対応が多い現場は、食数だけでは判断できません。
求人に「少人数」と書いてあっても、個別対応が多ければ普通にきついです。
休憩が削られるのが当たり前になっている
ワンオペ厨房で休憩が取れない現場は、かなり危険です。
忙しい日がたまにあるのは分かります。
でも、毎回休憩が削られるなら、それは仕組みとしてきついです。
1人で作って、1人で片付けて、1人で次の準備をして、休憩も取れない。
これが続くと、体より先に気持ちが削れます。
買い出し・発注・変更対応まで全部現場任せ
調理だけでなく、買い出し、発注、献立変更、在庫管理まで全部1人に寄せられる現場もあります。
もちろん、仕事として必要な範囲はあります。
でも、責任の範囲が曖昧なまま何でも任されるとしんどいです。
「とりあえず厨房の人が何とかして」
この空気が強い職場は注意です。
介護士さんや看護師さんとの連携が悪い
介護施設の厨房は、厨房だけで完結しません。
介護士さんや看護師さんとの連携が必要です。
利用者さんの食事量。
体調。
食事形態。
食べ残し。
食べにくそうだったもの。
こういう情報が厨房に入ってこないと、調整が難しくなります。
逆に、厨房側から伝えたことが軽く扱われる現場もきついです。
施設厨房は、料理だけでなく連携の仕事でもあります。
求人で「1人調理あり」と書かれていたら確認したいこと
求人で「1人調理あり」「小規模施設」「家庭的な食事」みたいな言葉を見ることがあります。
その言葉だけで判断するのは危ないです。
面接や応募前に、できるだけ確認したほうがいいです。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 1日に何食作るのか | 朝昼夕の合計なのか、昼食だけなのか |
| 何人勤務なのか | 完全ワンオペか、時間帯によって補助がいるのか |
| 朝食・昼食・夕食の担当範囲 | 温めだけなのか、ゼロから調理するのか |
| 刻み食やペースト食の人数 | 食数より手間が増える部分 |
| おやつ作りの有無 | 市販だけか、手作りもあるのか |
| 買い出しの有無 | 誰が行くのか、どの頻度か |
| 休憩が取れるか | 実際に何時から何時まで休めるのか |
| 急な休みのフォロー | 自分が休んだとき誰が入るのか |
| マニュアルや引き継ぎ | 利用者ごとの対応が整理されているか |
| 介護側との連携方法 | 食事変更や体調変化の共有があるか |
特に大事なのは、食数と担当範囲をセットで見ることです。
「15食だけです」と言われても、朝食、昼食、夕食、おやつ、洗い物、買い出し、刻み食まで全部なら重いです。
逆に、昼食だけの調理で、朝夕は外部化されていて、個別対応も少ないなら回しやすい場合もあります。
介護施設の調理は、食数だけで判断しないほうがいいです。
調理師向けの転職先を比較したい人は、こちらの記事でまとめています。
ワンオペ厨房がつらいなら、人数体制がある職場を探したほうがいいです
介護施設のワンオペ厨房がつらいとき、自分を責める人がいます。
「自分が遅いのかな」
「調理師なのに情けない」
「これくらいできないとダメなのかな」
でも、ワンオペが合わない人は普通にいます。
それは能力不足ではありません。
厨房の設計が合っていないだけのこともあります。
調理の仕事を続けたいなら、ワンオペではなく人数体制がある職場を探すのもありです。
社員食堂、保育園、老人ホーム、給食系など、労働条件が管理された職場に寄せる選択肢もあります。
一流シェフを目指す具体的な夢がないなら、無理に厳しい厨房で消耗し続ける必要はありません。
自分に合う場所を早く見つけるほうが、長い目で見るとリターンが大きいです。
調理師経験を活かして、ワンオペではない職場や条件の合う厨房を探したいなら、フーズラボは相性がいいです。
フーズラボの評判は、こちらで詳しくまとめています。
飲食業界内で、今より条件のいい職場を見たいならitkも候補になります。
itkの評判はこちらで詳しく書いています。
フーズラボとitkで迷う人は、比較記事もあります。
もう限界なら、無理にきれいに辞めようとしなくていい
ワンオペ厨房は、責任が1人に寄りやすいです。
休むのも言いにくい。
辞めるのも言いにくい。
自分が抜けたら現場が回らない気がする。
こういう気持ちになることもあります。
でも、そこで自分の体を壊す必要はありません。
- 出勤前に吐き気がする
- 眠れない
- 休みの日も厨房のことを考えてしまう
- 施設の前まで行くと足が止まる
- 辞めたいと言っても流される
- もう連絡する気力がない
ここまで来ているなら、転職活動より先に退職を考えたほうがいい状態です。
僕もホテル時代、小さなミスを引きずって1日だけ無断欠勤したことがあります。
追い込まれると、人は普通に動けなくなります。
辞めると伝えることすらきついなら、退職代行を使う選択肢もあります。
退職代行については、こちらでも詳しく書いています。
メンタル面で限界を感じている人は、こちらも参考になります。
介護施設のワンオペ厨房に向いている人
介護施設のワンオペ厨房には、向いている人もいます。
たとえば、こんな人です。
- 1人で黙々と作業するのが苦ではない
- 段取りを組むのが得意
- 時間から逆算して動ける
- 細かい個別対応を覚えられる
- 洗い物や片付けを後回しにしすぎない
- 介護士さんや看護師さんと最低限の連携が取れる
- 派手な料理より、安定した提供を大事にできる
ワンオペ厨房は、料理人として目立つ仕事ではありません。
でも、決まった時間に食事を出す力はかなり鍛えられます。
段取り力もつきます。
1way2jobの動きも身につきやすいです。
「自分のペースで動けるほうが合う」という人には、悪くない現場もあります。
介護施設のワンオペ厨房に向いていない人
逆に、こういう人はワンオペ厨房でかなりしんどくなりやすいです。
- 1人で判断するのが苦手
- 相談相手がいないと不安になる
- 洗い物や片付けを後回しにしがち
- 時間に追われると焦りやすい
- 利用者ごとの個別対応を覚えるのが苦手
- 介護側とのやり取りで強いストレスを感じる
- 急な変更に弱い
- 休憩が削られると一気にメンタルが落ちる
当てはまるからダメという話ではありません。
ただ、ワンオペ厨房は向き不向きがはっきり出ます。
合わないなら、人数体制がある厨房に移ったほうがいいです。
調理師を辞めるかどうかまで考えている人は、先にこちらを読むと整理しやすいです。
調理師を辞めた後の選択肢を見たい人はこちらです。
よくある質問
介護施設の調理を1人で任されるのは普通ですか?
介護施設によってはあります。
特に小規模施設では、昼食調理や夕食準備を1人で担当することがあります。
ただし、普通にあるからといって、楽という意味ではありません。
食数、食事形態、個別対応、洗い物、買い出し、休憩の取りやすさまで含めて判断したほうがいいです。
食数が少なければワンオペでも楽ですか?
食数だけでは決まりません。
13〜16食でも、生野菜から調理して、味付けを調整して、洗い物をして、おやつ準備や夕食準備まで1人でやるなら忙しいです。
逆に、食数が少なくて、外部化されている作業が多く、個別対応も少ないなら回しやすいこともあります。
大事なのは、何食かより、どこまで1人でやるかです。
未経験で介護施設のワンオペ厨房はきついですか?
かなりきつい可能性があります。
介護施設の厨房は、ただ料理を作るだけではありません。
利用者さんごとの食べやすさ、味付け、刻み食、提供時間、介護側との連携も必要です。
未経験なら、最初から完全ワンオペの職場より、教えてくれる人がいる現場のほうが安全です。
老人ホームの厨房も1人勤務はありますか?
あります。
施設の規模や時間帯によっては、老人ホームの厨房でも1人勤務になることがあります。
ただ、老人ホームの場合は刻み食やペースト食、入居者さんごとの個別対応が多いこともあります。
ワンオペかどうかだけでなく、食事形態の数やフォロー体制も見たほうがいいです。
介護施設の調理を1人でやるのは違法ですか?
1人勤務そのものだけで、すぐに違法と断定できるものではありません。
ただし、休憩が取れない、サービス残業がある、安全に提供できない体制になっているなどの場合は問題が出てきます。
「1人で回せるか」ではなく「安全に、無理なく、決められた労働条件で働けるか」を見ることが大事です。
ワンオペ厨房が限界なら辞めてもいいですか?
辞めてもいいです。
ワンオペ厨房が合わないことと、調理師としてダメなことは別です。
人数体制がある厨房なら普通に働ける人もいます。
今の職場が合っていないだけの可能性もあります。
まとめ:介護施設のワンオペ厨房は、食数より「どこまで1人で背負うか」で決まります
介護施設の調理を1人で回す現場はあります。
僕が経験した介護施設では、デイも泊まりもある施設で、昼食13〜16食ほどを1人で担当していました。
食材は前日に届き、基本はレシピ通り。
ただし、辛いものが苦手な人が多い場合は味付けを変えたり、生野菜から調理したり、夕食の盛り付けや刻み食、おやつ準備、買い出しまで流れで対応していました。
13〜16食と聞くと少なく感じます。
でも、ワンオペだと朝食の洗い物から昼食調理、片付け、午後の洗い物、おやつ、夕食準備、掃除まで全部自分に返ってきます。
介護施設のワンオペ厨房は、食数だけで楽かどうかを判断できません。
大事なのは、調理以外の仕事、個別対応、休憩、フォロー体制、介護側との連携まで含めて見ることです。
ワンオペがきついなら、それは能力不足ではなく、職場の設計が合っていないだけです。

